工場の自動化の分類

生産現場で「自動化」と一口に言っても、対象や目的はさまざまです。ここでは、自動化を六つの切り口で分類します。

1. 範囲で分ける

区分主な対象代表例
セル単位一つの作業セル組立ロボット+検査カメラ
ライン単位直列工程全体搬送コンベヤ+自動締結ライン
工場全体製造・物流・管理FMS、CIM、スマートファクトリー

2. 技術要素で分ける

  • ロボット化
    多関節、パラレルリンク、協働ロボットなど
  • 搬送自動化
    コンベヤ、AGV、AMR
  • 加工自動化
    NC旋盤、マシニングセンタ、自動溶接機
  • 検査自動化
    画像処理、AI外観検査、X線・超音波
  • 保管・出荷自動化
    自動倉庫、パレット管理、ピッキングロボット
  • エネルギー管理
    EMS、空調・照明の最適制御

3. 制御方式で分ける

  • ハードオートメーション
    専用機による固定化。大量・単一品種向き。
  • ソフトオートメーション
    CNCやロボットでプログラム変更により多品種対応。

4. 自動化レベルで分ける

  1. 作業支援 パワーアシスト、AR手順表示
  2. 半自動 ロボット+人の監視・供給
  3. 完全自動 無人化ライン(lights‑out)

5. デジタル・スマート化で分ける

  • IoT可視化 設備稼働・品質データのリアルタイム監視
  • AI活用 予知保全、最適スケジューリング
  • デジタルツイン 仮想空間での設備・ラインシミュレーション

6. 物流との連携で分ける

  • 内部物流 AGV/AMR+自動立体倉庫
  • 外部物流 WMS連携、積み付けロボット、自動積込み

お問い合わせ

当社が製造する自動化設備は、主に、セル単位、ライン単位です。

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